国防政策 2021 11 7
書名 2023年台湾封鎖
著者 北村 淳 早川 友久 山崎 文明ほか 宝島社
「バイデンは日本を見限って韓国へ」
アメリカは、NATO加盟国に対して、
GDP2%の防衛費支出を求めています。
これは、国際ニュースでは、
時々報道されますが、
政権が変わっても一貫して要求しています。
アジアに目を転じれば、
日本の防衛費支出は1%程度であり、
韓国は2%を超えています。
日本が2%になるのは、遠い未来でしょう。
中国の軍事力は、今や量だけでなく質も向上しています。
アメリカの軍事力を超えている分野もあります。
このような状態で、
日本の軍事力を当てにするのは、
あまりにものんびりしていると言えるでしょう。
そこで、アメリカとしては、韓国を当てにしているのでしょう。
いつだったか、国際ニュースで驚きがありました。
日本のマスコミは取り上げませんでしたが、
私も、ちょっとびっくりしました。
アメリカが韓国の弾道ミサイルの射程制限を解除したことです。
今までは、アメリカは、その射程距離を800kmに制限していました。
それが無制限になったのです。
その弾道ミサイルは、どこまで届くようにするのか。
アメリカが無制限を容認した意図を考える必要があります。
アジアで有事があるとすれば、台湾でしょう。
米韓で東アジアの危機に対応するのか。
アメリカは、中国に対抗するために、
中距離ミサイルを配備すると言ったことがあります。
日本は、非核三原則がありますので、配備は無理でしょう。
もしかすると韓国は核兵器保有国になっていくかもしれません。
日本は、国連の常任理事国になりたいと言っていましたが、
これでは永久に無理だと言えるでしょう。